治療が始まってから医療ウィッグの製作を始めました。
熊本市京町で医療ウィッグを製作している grassy cafeのなおです。
先月よりお問い合わせを頂いていたKさまのウィッグの製作をおこないました。
治療スタートをすぐに控えられていて、ウィッグの到着のほうが遅くなりそうだったので、第1回め治療入院を終えて、副作用など体調を見ながら製作をしましょう、と計画をしました。
そして、退院後2日めに製作日を迎えました。
脱毛が進むまではご自分の髪で過ごしたいとのご要望でしたので、まずはくせのある肩上のボブを少し短くし軽い感じにカットしました。
そして、次はウィッグの製作です。
カット練習用のマネキンヘッドにかぶせてカットしていきます。
髪のお色は染められていたカラーのお色ではなく自髪のお色に近づけてウィッグカラーを選びました。
こちらはダークブラウンです。
マネキンヘッドさんは人の骨格よりも小さいため少し長めにカットしてフィッティングしてからまた微調整していきます。
今回は自髪が長いまんまなので、ネットでくるんでボリュームを抑えてからウィッグをかぶるのですが、どうしても髪の厚みのぶん鉢が大きくなってしまいます。
一年間使用するためには極端な毛量ダウンは控えたいので、根元のボリュームをストレートアイロンで延ばすことでボリュームを抑えてみました。
ウィッグをかぶるときにはなるべく自髪を短くしておくほうがフィット感もありより自然な仕上がりにはなるのですが、なるべくいつもの自髪ですごしたいお気持ちもとてもわかります。
ヘアエピテーゼはこんな風に治療の様子をみながら段階を踏んで作り上げていくこともできます。
治療のあいだを共に暮らすウィッグですから、少しでも自分らしく心地よく安心してすごせるようにとサポートしていきたいと思います。
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